園長コラム

2021.05.10

テーマ「環境」

日中は動くと汗ばむほど暖かくなり、初夏の陽気を感じさせてくれる季節ですね。

新入園児を迎えて新年度がスタートし、約1ヵ月が経とうとしていますが、涙々で始まった子も、身支度を済ませると自分で遊ぶものを選び、没頭している姿に変わってきました。5月の連休を挟むと、一度この状態がリセットされるかもしれませんが、良いスタートが切れています。

さて、新年度が始まる前に、全職員が集まって研修会を行い、今年度の重点目標などを示して共通理解を図りました。今年度のテーマは『環境』としました。そして、子ども達のために一緒に協力し合っていく保護者の皆様にも、ご自宅での環境作りについていくつかお伝えしたいことがあります。入園のしおりにも「夜は21時までに寝かせてください」「朝ごはんをしっかり食べて登園させましょう」とありますが、プラスαします。

2019年に世界保健機構(WHO)が「5歳までの子どもに関する運動・座位活動・睡眠に関するガイドライン」というものを出しているようです。紙面の都合上、ザックリと皆様にお伝えしたい要点だけ抜き出します。

  • 乳幼児期のICTとの接触は慎重に。2歳までは映像と接する時間(Screen time)はゼロとすべき、2歳~5歳までは1日1時間未満とするべき。
  • 5歳までの乳幼児については、ずっと座っていたり、ずっと抱っこされていたりといった、じっとした状態にすることが1時間以上にならないようにする。小学校以降のようなスクール形式の座位による1時間以上の設定保育等は、健康上は不適切である。
  • 睡眠時間はお昼寝を含め、3か月までは14~17時間、4か月から11か月までは12~16時間、1歳から3歳までは11~14時間、3歳から5歳までは10~13時間必要。

園の子ども達と話をしていると、自宅でずっとテレビを見たりゲームをしていたり、何時に寝てるの?という子がいたりするため、少々不安になりました。小学生のデータですが、学校から帰宅し、宿題をして1時間スマホやタブレットを見る子と、帰宅して宿題はしないがスマホなども見ない子では、スマホを見ない子の方が成績が良いという研究結果があるそうです。又、睡眠に関して言えば、私は今年の夏に「睡眠不足が発達障がいの原因になっている」という内容の研修を受講する予定です。また報告しますね。

私の娘達が幼稚園時代は、2人とも18時30分には寝てましたので、平日の夕飯を一緒に食べた記憶がほとんどありません。今は色々なご家庭があるということは承知していますが、4歳頃までに子どもの脳や神経系の8割が完成すると言われているので、ICTとの付き合い方や睡眠をどう確保するかはとても大事な問題だと思います。これから始まる長期休暇中に、ご家族で一度話し合ってみてはいかがでしょうか。

園長 三宅貴之

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