園長コラム

2018.03.01

卒園・修了を目前にして

一雨ごとに暖かくなっていく季節がやってきました。先日、新入園児の保護者説明会が行われ、新たな出会いに胸を膨らませながらも、別れのカウントダウンが始まります。少々複雑な気持ちで毎日を送っています。涙と笑顔のゴールを迎えたいと願うばかりです。

今年度は園長が交代し、新体制でスタートした初めての1年でした。

園としての哲学や方針は不変だとしながらも、その判断の一つ一つには言わずもがな、私個人の人間性が宿ります。副園長から園長になることの大変さは諸先輩方からたくさん聞いておりましたが、その責任の重さを痛感した1年でした。幸いなことに、前園長も副園長として残ってくれ、片腕となる主任2人に助けられた1年でした。朝早くから出勤し、夜中まで私の一人反省会に付き合ってくれた美鶴先生にも感謝したいと思います。そして何より、子ども達に丁寧に寄り添い、遊び心いっぱいの保育活動に邁進してくれた先生方に心より感謝申し上げます。保護者の皆様方におかれましても、PTA活動をはじめ、園運営へのご理解とご協力を賜わり、ありがとうございました。

今年度、私も40歳になりましたが、こういった日が来ることを見据えて心がけてきたことがあります。それは、20代・30代はできるだけ下働きを惜しまず、得手・不得手に関係なく何にでも挑戦してみる。自分に負荷をかけながら可能性と見識を広げ、絶対に最後までやり抜く。お願いされたら断らない、等々という約束を自分に課し、日々を過ごしてきました。お陰様で、この業界内でよき師に出会い、尊敬する先輩方と沢山お話することができ、苦楽を共にしてきた同志がいらっしゃいます。こういった先生方との出会いがこの東幼稚園の“重要無形資産”となっていることはここでお伝えしておかなくてはなりません。あとは、この“ご恩”をどうお返ししていくのか、この“ご縁”の連鎖をどう次世代に繋いでいくのかという課題と向き合っていきたいと思います。

先日、今年度2回目のマラソン大会が行われました。人生はよくマラソンに例えられますが、本園がこの幼児期にマラソンをしている理由はもちろん足が速くなるから、ではありません。大切なのは、苦しい時・諦めそうになった時にもうひと踏ん張りする経験です。頭を切り替えて、前を見て、もう1度思いっきり手を振ってみる動作を身体知として子ども達に刻み込みたいと思っています。幸福な人生を歩むための諦めない力、それを最近はグリットというようです。そして、そのグリットは応援してくれる人がいると発動しやすいこと。その応援する・される関係性を築くベースとなるのは愛されているという自信や自己肯定感です。

最後に、「ひとりひとりの子どもを大切にする」から始まる東幼稚園の教育の考え方などをお伝えすべく駄文を書いてきましたが、お読みいただきありがとうございました。進級する子ども達が来年度もこの場所で大きく成長していくように、そして、卒園していく年長児が小学校以降も活躍し、立派な社会人となっていくことを心よりご祈念申し上げ、今年度最後のコラムとさせていただきます。

園長 三宅貴之

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