園長コラム

2018.10.27

気付くこと

朝夕の寒暖差が激しいですね。昼間は半袖で過ごし、帰宅前には上着を羽織る日々が続いています。保護者の皆さまも体調を崩されないようお気をつけください。

幼稚園では、近くの旅館の解体作業がもうすぐ終わりそうです。中々賑やかな音が響いておりましたが、もうしばらくすれば静かでゆったりと時間が流れるようになると思います。そんなときに園庭の木々が色づいたり、葉が落ちていることに気付いたり、空の色や雲の形が夏の頃と変わっていること、少し肌寒くなってきたことを感じて欲しいなと思います。ご家庭でも、夕方の日が暮れる様子をお子さんと一緒に眺めてみてはいかがでしょうか。きれいなオレンジ色の空に様々な形の雲が合わさるさまは中々見ごたえがありますよ。そして、そんな時間が家族の中に生まれてほしいなと思います。

先月号でとある幼稚園の年長クラスの活動について触れました。

あの活動は、おそらくカラスと思われる存在にナスをかじられることから物語が大きく展開していきましたが、それに気付いた誰かがいたことと、そのささいな出来事をきっかけにして子ども達の様々な力を育もうとした先生の存在がいたからこそ成り立った保育でした。

“「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない” レイチェル・カーソン

という有名な言葉がありますが、知る前に感じることがあってほしいですし、感じる前に気付いてほしいなと思います。様々なことに気付いて、「なんでだろう?」「不思議だな~」と感じること(心情)が「知りたい!」という意欲を高めます。これが逆だったら、誰かに知識を教わることが学びだと思ってしまい、自分で知性を高めようとする意欲が育たないかもしれません。幼稚園が育むべきはまず感性です。

子どもは、自ら発見し、考え、仮説を立て、確かめる有能な学び手ですし、それが”科学する”ということだと思います。

先日の入園説明会ではこんなお話もしました。

認知能力(読み書き計算など)と非認知能力(意欲、協調性、粘り強さ、忍耐力など)というものがあったとして、非認知能力がきちんと育っていれば、認知能力を後から高めることはできますが、その逆は保証されていません。忍耐力や粘り強さがある子は読み書き計算を後から習得できますが、読み書き計算が出来るからといって忍耐力や粘り強さがあるとは限りません。幼稚園で育むべきはまず非認知能力です。

次号からは少し肩の力を抜いて、私も子ども達の成長の姿を感じる時間を作っていきます。

最後になりましたが、PTA4役はじめ役員の皆様、一人一役の皆様、バザーお疲れさまでした。今年度も盛会に終わり、子ども達のために力を合わせることができたことを大変嬉しく思っております。ありがとうございました。

園長 三宅貴之

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