園長コラム

2019.03.05

3学期が終わろうとしています

本格的な寒さに気持ちを備えておりましたが、一雨ごとに暖かくなっていき、冬を通り越して一足飛びに春へと近づいているこの頃です。

先日の日曜日、五ヶ瀬川沿いを自転車で走っていると、黄色い菜の花とピンクの河津桜がきれいに花を開かせていました。『延岡花物語』の日だったんですね。その前日の土曜日には新入園児説明会が行われ、新たに東幼稚園の仲間と加わってくださる皆様に幼稚園のことを色々とご説明したところです。改めて、出会いと別れの季節がやって来たのだなと感じ、寂しくもあり嬉しくもあります。明日2日(土)に遠足を予定しておりますが、天気はどうなるだろうかと頭を悩ませてしまうのも毎年のことです。

年長組は昼休みに行うドッチボールの勝負で盛り上がっていますが、同時に卒園式の練習も始まっています。小学校というステージを見据えることができ、先の見通しが立つようになっている年長児。担任が毎日記載する保育記録の中に、先日のおぐらでのランチ会のことが書かれていて、ある男の子が「また一つ楽しみなことが終わった・・・」とつぶやいたことが記録されていました。子ども達は子ども達なりに幼稚園生活が終わるということに対して、単純に「寂しい」と感じること以上の思いがあるのだと感じました。

 

先月号に引き続き、1月の研修会の内容から。「新しい学習観 ~5年生での単価概念~」

今までは5年生での算数では例えば、以下のような問題が出されていました。

(問)トマトを買いに来ました。2つは250円でした。3つは300円でした。4つパックは350円でした。どれが1番安いですか?

でも、これからはそれに加えて、「(問)それで、あなたはどれを選びますか?」と聞かれる。

(答)「3つです。なぜなら、うちは4人家族だけど、今日はお父さんが出張でいないから」

(答)「1つでいいです。高いけれど美味しそうで大きいから」

つまり、答えの無い問題、獲得した知識を自分の感性や置かれた現状・社会認識と結びつけて論理展開する力が必要とされていく。

買い物であれば、親のつぶやきを聞く時間・親子が一緒にいる時間が大切。

 

私はこの話を、幼稚園の中だけでなく、その家族で共有する生活経験が子どもに大きく影響を与えていくのだと解釈しました。本園でも、遊びの選択肢を増やし、遊ぶものを自分で選ぶ、友達と衝突しそうになったら自分の意見を言う・相手の意見を聴いて解決していく、自分達で遊びを楽しくしていくという経験を保証したつもりです。年長児の皆さんにお伝えしたいのは、皆さんは自分達で自分達の世界をより良く・より楽しくすることができるし、その選択肢は無限にあるよ、ということです。そのために、小学校でもいろんなことに興味を持ち、自ら関わり、挑戦し、多くのことを学んでください。そして、皆さんひとり一人が自分の良いところを発揮しながら社会に関わっていき、よりよい未来を作っていく大きな力になってくださいね!

園長 三宅貴之

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