園長コラム

2019.06.03

待ってみる と 理由を聞いてみる

日中は半袖でも暑く感じる今日この頃です。

もう間もなく梅雨入りしそうな九州地方ですが、しばしの晴れ間に園庭に出て来て、外遊びを楽しんでいる姿をよく見かけます。紫陽花も綺麗に咲き、柳の木も茂ってきました。プールも園庭に設置されましたので、梅雨入り前に1度くらいは水遊びを経験できたらなと思っています。

この時期ならではの出来事として、バス車庫の中にツバメが巣を作って子育てをしています。今年も3羽ほどのヒナが口を大きく開けて親鳥がエサを持ってくるのを待っています。音楽教室の階段から見えますので、機会がありましたら覗いてみてください。

そして、さまざまな“活動”も始まっています。年少組のあるクラスが人物の顔を描く活動をしている中で生まれたエピソードです。タイトル『髪切ってると!』

“(前略)先週の金曜日に活動内容を話し、その人の顔を見てくるように伝えていました。そのお陰か「おヒゲがあった!」や「メガネかけてなかった!」と子ども達の方から教えてくれました。Nくんは黒で髪の毛を描いた後、その上から白く塗っており、すぐに止めようかと思いましたが、理由を聞いてみると、「今ね、髪切ってると!」と嬉しそうに教えてくれました。絵の中で髪を切れるなんて、面白い発想に私も勉強になりました。”

子どもの発想を大切にした素敵なエピソードだと思いましたし、理由を聞いてみて、丁寧にやりとりしているところも感心しました。きっとこの子は自分が表現したいものを表現できたことにとても満足したことでしょう。こういった活動では、子どもに気付きを与えるために(上手な絵を描かせるためではなく)「どんな目だったかな?」「口はどこにあるかな?」などと問いかけることもありますが、表現活動の1番大事なことは、子どもが自分の表現に満足感を持って、表現するって楽しい!と感じることです。

又、子どもの行動には子どもなりの理由というものがありますが、それが“子どもは小さな大人ではない”と言われる所以です。それゆえ、時に理解に苦しむ行動をする存在でもあります。そんな時に、すぐに止めたり注意したりするのではなく(危険なときは別ですが)、少し待ってみたり、理由を聞いてみたりすると、子どもなりに一生懸命考えたり、試行錯誤していることに気付くことができます。そんな心持ちで子ども達の姿を見守ることができる保育者集団であってほしいと思っています。

最後に、先月号の「ならぬものはならぬ」の内容が影響してか、先生方の5月の振り返りの中に「ちょっと子ども達に厳しかったかもしれない・・・」という反省が散見されました。コラムの内容に共感してくれた結果、先生方が子ども達に厳しくしてしまったのだとすると、私の文章力もまだまだだと反省しているところです・・・。

園長 三宅貴之

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