園長コラム

2019.10.30

友達とクラスと仲間

スポーツフェスタという行事を終えての振り返りの時に、こんなことを先生方に投げかけてみました。「自分のクラスの子ども達の関係性を見ていて、“友達”に見えるか、“クラス”というまとまりに見えるか、“仲間”になってきたか、どういう風に見えますか?」と。特に答えがあるわけではありませんが、先生方が気付いたり感じたりすることがあれば良いな~という思いです。年中組くらいになると多い・少ない、大きい・小さい、早い・遅いという比較ができるようになってきて、勝負にこだわりを持ちだすため、「自分が〇〇をがんばる!」という意識が出てきます。年長組になると、自分達の結果を客観的に分析して戦略を練ることができるようになるので、みんなで共有できる作戦を立てたりします。年少組も「〇〇組の勝ちです!」「イエ~イ!」と喜びますが、負けて悔しいという気持ちはあまり感じられません(感じなくて良いと思っています)。延期が続いてようやく開催できたスポーツフェスタでしたが、この1ヵ月間で育ったものは何だったのだろうか、そして、これから何を育てていこうかを考える機会になったのではと思います。

そして、先日は幼稚園のバザーが開催されました。

市内の他イベントと日程が重なっていたようですが、沢山のご家族が来てくださり、本園らしい盛大なバザーとなりました。PTAの四役さん・役員さんはじめ、一役さんやお越しいただいたご家族の皆様、ありがとうございました。バザーは子ども達に大人が協力し合う姿を見せることができるとても良い行事ですが、素晴らしいチームワークだったと思います。バザーが終了してから片付けをし、関わったメンバーがプレイルームに集まり、最後にPTA会長が挨拶をされました。「自分がこれまで頑張ってきたことよりも、前日の準備からボランティアの方々がテントを張る姿などを思い出したら感極まりました」と、後で教えていただきました。ラグビーW杯も行われていることもあり、「ONE TEAM」というキーワードをよく目にします。目的を達成するために、自分にできることを最大限しようとする姿は人の心を動かしますね。

最後に、仲間と慕う若手園長先生(住職)から聞いたお話を。

昔、ききんが続いて、食べ物がなくてみんな困っていました。ですので、殿様は「年寄りは飯を食べるだけで役に立たないので、60歳になったら、みんな山に捨てなさい。」とおふれを出したのです。ある村の孝行息子は母親が60歳になったので、母親を背負って山の奥まで捨てにきました。すると、母親は道沿いの木の枝を折っていきます。

母のその姿を見て、息子は「きっと自分で山を下りることができるように目印を付けているんだな」と思っていました。そしてやっと山の奥につくと、母親が一言。

「お前が迷わず帰れるように、ところどころ枝を折って目印にしとるから」。

 

園長 三宅貴之

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