園長コラム

2020.02.28

やさしさと自立と

一雨ごとに暖かくなっていき、春の訪れを感じる気候となってきました。

先日、親子遠足の中止を知らせるメールの送信を終え、少し気持ちが沈んだ状態で机に座っていると、園庭から「ただいまー!」と元気な声が聞こえてきました。春を探しにお散歩に出かけていた年少組の子達が並んでいて、虫や草花を入れたビニール袋を嬉しそうに見せてくれました。子ども達からはいつも元気をもらいます。

さて、この時期は3月ということもあり、小学校へと巣立っていく年長組の子ども達の姿を目で追うことが多くなります。今さらですが、大きくなったな~と感じます。園長コラムでは行事を振り返ることが多いので、1月号・2月号だけを見ると、いろんなことを一生懸命がんばる幼稚園なのだと思われるかもしれませんが、日常の子ども達の姿はとても穏やかで優しさに溢れています。

何年前になるでしょうか、以前、転勤で県外から来られた年長児を受け入れたことがあります。延岡に来るのは初めてだったようで、土地勘もなく、保護者とそのお子さんからは少し不安と緊張が感じられました。往復バスを利用されていましたので、あまりその保護者とお会いする機会は無かったのですが、入園してしばらくした頃にお話する機会がありました。「〇〇ちゃん、お家では幼稚園のことをどんな風に言ってますか?」と聞いたところ、そのお母さんは「すごく嬉しそうに幼稚園に行ってくれます。お友達がとっても優しくしてくれるみたいです」と教えてくれました。

本園は、バスなどで園外に出掛けることも多く、いろんな施設の方々や利用者の方からお褒めの言葉をいただきます。「しっかりされてますねー」「人の話をちゃんと聞けるんですねー」などなど。特に、先生方がアレコレと注意しなくても自然にその場にふさわしい立ち振る舞いができることに驚かれます。それはそれでありがたいのですが、私が1番嬉しいのは、とても優しい子が多いということです。先生方が毎日記している保育記録には、そういった子ども達の“困っている子を助けてくれる”“細かいことによく気付いてくれる”“優しい言葉をかけてくれる”というエピソードに溢れています。

又、私事ですが、園長職3年目を終えようとしています。

幼児教育が年少からの3年間行われる教育ということであれば、今年度卒園する子ども達の姿は園長である私の成績表と言えるかもしれません。もちろん、子ども達と直接関わる先生方の努力とご家庭の子育て力の賜物ではありますが、園のトップとして微力ながら支えてこれたことを誇らしく思っています。これからも、子ども達の成長に寄り添い、自立に向かって歩み続ける子ども達を応援していただき、子ども達が素晴らしい未来を築いていかれることを心よりご祈念申し上げて、今年度最後のコラムとさせていただきます。1年間ありがとうございました。

園長 三宅貴之

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