園長コラム

2020.05.07

視点を変える と 気持ちを切り替える

木々も青々と生い茂り、暖かい季節となってきました。

新入園児を迎えて新年度がスタートし、約1ヵ月が経ちましたが、子ども達の様子も随分変わってきております。この新型コロナウィルスの影響で、私も出張することが少なく、園内の様子を見たり、クラスの中に入らせてもらう機会が度々あります。はじめての幼稚園生活であっても徐々にリズムに慣れてきた子や、進級してちょっと緊張気味だった子達がリラックスしてきた様子がよく分かります。5月の連休を挟むと、一旦この状態がリセットされることもありますが、良いスタートが切れていますね。

さて、新入園児の保護者の皆様の中には、朝、我が子が涙々だった場合に、お別れした後、どう過ごしているのかということが気になっていることと思います。ひとり一人それぞれ違う部分もありますが、2~3日もしくは1週間という時間を幼稚園で過ごすと、朝のお別れが寂しくても、いずれは家に帰るんだということを子ども達も理解してきます。「ママ~!帰りたい~」と涙々だったある女の子が、「さようなら~」と言って涙を流す姿はそういったことを表しています。それでも、入園当初は中々そういったことを理解できませんから、涙々の子ども達が気分を変えてもらうために先生方もいろいろと工夫しているようです。

まずは「そうだよね~。ママがいいよね~」とその子の思いを受け止めて、手を繋いだり、膝に抱っこしたり、なるだけ傍にいるようにします。そして、涙が止まって落ち着いてきた時に、スッと「絵本読もうか~」「これ(おもちゃ)で遊ぼうか~」などと提案したりします。家族に会いたいという思いで頭がいっぱいになっている子の視点をちょっと変えてあげるんです。すると、それに興味を持ったり、夢中になって遊び込んでいる内に時間が過ぎていく経験をし、涙していた時と感情も切り替わっています。小さい子は特に、この視点を変えることをしてあげないと、自分で気持ちを切り替えることが難しいです。

又、「ギャー!」「ワ~ン!」「イヤだー!」となっている子にいくら声を掛けてもあまり意味がなかったりします。落ち着いてきた時を見計らって、その子にヒットするものを提案しなくてはなりません。そのあたりの機微や引き出しの多さも保育者の専門性なんでしょうね。ひとりひとりの子ども達を大切にする、を実践していきます。

最後に、現在のところ、緊急事態宣言は連休明けも続くのではという憶測が流れております。今年度はそれを見据えて工夫を重ねる年です。差しあたって、連休明けに動画参観日を計画しておりますが、こんな時だからこそという挑戦の1年にしたいと思っています。保護者の皆様のより一層のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

園長 三宅貴之

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