園長コラム

2020.06.26

遊びの中で育つもの

梅雨入りした延岡ですが、ここ数日は晴れ間がのぞくことも多かったです。

プール遊びができる日もままあり、年長組の干潟遊びや年中・年長組のどろんこ遊びなども予定通り行うことができました。梅雨が明けると、暑い夏がやってきます。1学期という時間を満喫してほしいです。

さて、インスタグラムのストーリーにものせていますが、先日、年長組の干潟体験に一緒に行ってきました。薄曇りで暑くもなく、海でも川でもない、干潟という不思議な場所を楽しんできました。今年はコロナ禍ということもあって、1度に施設に入る人数が制限されたこともあり、どしゃぶり体験はできなかったのですが、恒例のカニ探しに夢中になる子ども達でした。今回は、私が年長組の遊ぶ姿のどんなところを見ているかという話をしてみます。男性は好きかもしれませんが、面白くない話です(笑)。

どの学年の子ども達であっても、まずは、楽しそうかそうでないかというところを見ています。楽しくなかったら、その環境に自ら働きかけていく意欲が芽生えず、遊びが広がったり深まったりしないからです。次は、安心して遊んでいるか(安心度)、夢中になっているか(夢中度)という視点です。この幼稚園業界で定着しつつある評価スケールで、子ども達ひとり一人をそういった眼差しで眺めています。そして最後に、科学しているか、協同的であるかという視点です。

「科学している」というと大そうな話に聞こえますが、そんなに難しい話ではありません。年中組くらいになると、比較することができるようになってくるという話を以前のコラムで書いたことがありますが、それがきっと、半分ファンタジーの中で生きている子ども達が現実の世界を解釈しようとする分岐点の1つだと思っています。インスタのストーリーの中で、「小さいカニ、早え~」と発言する子がいます。小さいカニと大きいカニ、早いカニと遅いカニがいて、その2つの違う事象を繋げて考えていることが分かります。つまり、じっくり観察して、法則性を見出し、仮説を立て、検証しているわけです。これを子ども達は無意識にやっています。捕まえるのが上手な子は、どういう所にカニがいるか、横向きに歩く習性があること、捕まえるときにはハサミが届かない後ろのお腹を捕まえればいいということを、あの短い時間の中で掴んでいる子です。

そして、協同的であるかです。ストーリーでは分かりづらいですが、子ども達は時間の経過とともに、ゆるやかに分業体制を作ったりします。最初はみんなで一斉にカニ探しを始めますが、次第に、探す子・捕まえる子・カニを入れたバケツを持っておく子に分かれていったりします。自分にできること・得意なことを見つけて、このカニ探しという遊びを成立させ、その楽しさをみんなで分かち合おうとするんです。これは、自分一人で遊ぶのもいいけど、友達と一緒に遊んだ方が楽しいと感じる感性が育っている証しと言えます。

やっぱり固い話になりました(笑)。こういうコラムもたまには・・・。

でも、子ども達がやっていることの意味が分かると、本当に面白いんですよ!

園長 三宅貴之

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