園長コラム

2021.11.01

「自分の力を信じる」と「自分を信じる力」

日が暮れるのも早くなってきて、先々週の日曜日頃から気温も下がってきたため、短い秋の訪れを感じる今日この頃です。

各学年とも秋を見つけに公園などに出掛けていくことがあるのですが、「ただいまー!」と嬉しそうに帰ってきます。手に持つ袋の中には子ども達が見つけた秋が詰め込まれていて、「ほらー!」と見せてくれます。年長組にもなれば、そういった素材を使って製作を行ったりしますが、子ども達の想像力や創造力には担任達も驚いているようです。毎日の廃材遊びなどを通して、素材の特性などを掴み、組み合わせるという試行錯誤を重ねることで、それが豊かな表現力に繋がっているのだろうと思います。そんなことを考えていたら、先日こんな内容の話を聞きました。今、世界で最も注目されている幼児教育法に“レッジョ・エミリア”というアプローチ法があるのですが、その現場にいる保育者が「子ども達は、小さいときは家にあるようなオモチャで遊んでいるが、大きくなるにつれて、次第にそういったものでは物足りなくなってきて、身近にあるものを使って遊んだり表現をしたりするようになります」というお話をしたそうです。物的環境としての豊かな「環境」というのは、色んなものが揃っていて、そこから選択するだけのテーマパーク的な場所ではなくて、自らが働きかけて変化させたり、工夫する余地が残っている場所のことを言うのかもしれませんね。自分達の世界を自分達で面白くする力が育ってほしいです。

さて、先日は年少組以上の子ども達の運動会“のびっこスポーツフェスタ”が開催されました。開催するか否かの判断が遅くなり、皆様にはご心配をおかけしましたが、晴天の元で無事に運動会を行うことができました。沢山の応援ありがとうございました。

開会のあいさつでも申し上げましたが、当日の天気予報が思わしくない中、年長組のある担任は自信満々に「この子達はモッているので、大丈夫です。明日はきっと晴れます!」と言ってくれました。うまく言葉にできませんが、担任への頼もしさも感じましたし、本当に子ども達を信じているんだな~と感心しました。そして、そういったまなざしで見守られている子ども達は、きっと自分に自信を持っているだろうと思います。

私は入園説明会などで、幼稚園は「心」を育てる場所です、というお話をよくします。その中には「根拠のない自信」というものも含まれています。「ぼくは(わたしは)こんなことができる」「○○くんより~~」「○○ちゃんより~~」という自己有能感は根拠があるだけにモロいと思っていて、「ぼくは(わたしは)なんか・・・できる気がする!」という自己肯定感は根拠がないだけに強いと思っています。子ども達にはこの幼少期に、自分を信じる力をしっかりとつけて欲しいですね。

最後になりましたが、園庭に新たに設置された3つの遊具の内、一部は本園PTAより寄贈いただいたものであることをお伝えいたします。大変感謝申し上げます。

園長 三宅貴之

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