園長コラム

2022.07.23

育ちあう場所

いよいよ本格的な暑さがやってきましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

入園・進級してから本日まで、あっという間に時間が経ったように感じますが、ひとまず1学期が終了し、夏休みを迎えます。

ひと昔前と違って、夏休み中もたくさんの子ども達が登園してきます。職員もローテーションで保育に入りますが、ノーコンタクトタイム(子ども達と接触しない時間)も確保し、1学期の振り返りや2学期の準備、そして、学びを深めるために研修へ参加します。“学び続ける者だけが、子ども達の前に立つことを許される”と言われますが、時代の変化とともに変わっていく子ども達の姿を追い続けるために、先生方にも学び続けてほしいと思っています。そして、子ども達には、幼稚園の友達との夏の思い出作りとともに、ご家族でしかできない楽しい経験をしてもらいたいです。

さて、1学期の園長コラムは、例年になく新入園児の保護者の皆さまを意識した内容になっていたように感じています。というのも、今年の新入園児の保護者はこのコロナ禍の中、家の中でずっと子育てをされてきた方々が多いのではないかと感じているからです。子育てが“孤育て”になっていたかもしれません。ゆえに、お子さんの幼稚園生活の中で感じる不安をできるだけ解消したいという思いを持っております。そんなメッセージが皆さんに届いていたのでしょうか、担任を通して様々なご相談をいただきました。ありがとうございました。

内容としては、子ども同士のトラブルに関するものが多かったように思います。「叩かれたと言うんです」「叩かれたと言うのですが、うちの子が先に何かしてるかもしれません」等々。そこから、保護者の皆様と解決に向けた手立てやイメージを共有していくことになりますし、幼稚園という教育の場・社会生活の場という特性を踏まえ、私達の考え方を説明させていただく必要があります。と同時に、ご家族の皆様からすると理解に苦しむ部分があることも感じています。それは、端的にお伝えするならば、保護者の皆様は幼稚園を“我が子が成長する場所”と認識されているのに対し、私達は“子ども達が育ちあう場所”だと認識しているからだろうと思います。一人の子どもが成長するには、周りに成長している友達がいて、成長に繋がる出来事と出会う必要があります。今回のお話であれば、そのトラブルを通してお互いに学べることがあり、その成長がまたお互いの成長を促していくというサイクルがあり、それが延々と続いていく場所が幼稚園です。皆様の不安や心配に寄り添いながら、ご家庭と手を取りあって、子ども達の成長に繋がる手立てを一緒に考えていきましょう。最後に美鶴先生から聞いた言葉を。

「“今日は何か嫌なことがあった?”と子どもに聞くより“今日はどんな楽しいことがあった?”と聞くと、お子さんにとって幼稚園が楽しい場所になっていきますよ」

園長 三宅貴之

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