新年度が一ヶ月過ぎました

ここ数日の天気は晴れたり雨になったりで、寒暖差も激しく、体調を崩しやすい気候となっています。そんな中でも、幼稚園の子ども達は少しずつ園生活に慣れ、だんだんと落ち着いてきていると感じています。

4月当初は新入園児だけでなく進級児も涙することがあるのですが、ある日、朝の時間に年中児のクラスを見回っていると、一人の女の子が（声は出さずとも）目に涙をいっぱい浮かべて身支度をしていました。担任は早バスに乗っていましたので、不安な気持ちがなかなか収まらなかったのでしょう。二言・三言声を掛けて、あとは見回りをしているフリーの職員に任せることにしました。園内を一巡して職員室に戻り、しばらくしてもう一度北側園舎の２階に行ってみると、廊下に満面の笑みをしたその女の子がいました。傍らには、去年同じクラスだった友達が。友達の力って凄いですね。女の子の不安な気持ちや寂しい気持ちを吹き飛ばしてしまったようです。又、涙々の入園式だったある男の子も今では「○○くん！」と声を掛けるとニコニコしながらハイタッチをしてくれるようになりました。先生やお友達の存在に支えられながら、子ども達にとって新たな環境・生活が始まりましたが、この1ヶ月で何か一山超えたような気がします。

これから楽しみながらも、どんどん自分を発揮していってくださいね。

そして、17日（月）からは幼稚園部の三者面談をさせていただきました。ご都合をつけてご来園いただき、ありがとうございました。幼稚園で過ごす様子などをお伝えしたり、ご自宅での様子をお聞きしたりできたものと思います。園生活の中に気になることや疑問に思ったことがあれば、その都度連絡帳やお電話等でご相談ください。

さて、5月1日からは14時降園も始まり、すぐゴールデンウイークに入ります。新入園児はこの3週間ほどでできた幼稚園のリズムを一旦忘れることになりますので、連休明けの初日はまた涙々の姿に戻っている可能性もあります。その状況にも私達は備えておりますので、また元気に幼稚園に来てくださいね。ただ一点だけ。早寝・早起きの習慣だけは崩れないように保護者の皆様のご協力をお願いしたいと思います。ゴールデンウィーク明けの翌週には初めての参観日もあります。年少さんなどは特に、保護者の元からなかなか離れない姿などがあるかと思われますが、無理に離そうとする必要はありません。そういった場合はそばにいて、幼稚園の中を親子で楽しく過ごす時間にしてもらえれば幸いです。新型コロナウィルスの感染状況がどうなっているかも気になりますが、予定としては３年ぶりに３学年揃ったＰＴＡ総会も行う予定です。ここ数年はこういった行事を縦割りで行っていたために、保護者同士の繋がりをなかなか作れなかったというのが私達が感じる課題の１つでした。子ども達だけでなく、保護者の皆様もお友達を作っていただき、園生活を楽しいものにしてくださいね。

園長　三宅貴之