園長コラム
背中に願いをのせて
先週くらいから急に涼しくなってきて、夏の感覚でいると少々寒さを感じてしまいます。暑い夏の余韻が冷め、ようやく短い秋が訪れました。園庭を元気に駆け回っている子ども達です。
幼稚園部はスポーツフェスタが延期されたことで、その練習の時間を“主体性保育”の時間として過ごしてきました。とあるクラスは、「マックをやろう!」ということで盛り上がったようで、プレイルームに他のクラスの子ども達も招待して“マック遊び”が盛り上がりました。職員室にもわざわざ来てくれて、招待状も渡してくれました。自分のクラスで盛り上がるだけでなく、他のクラス・他の学年の子ども達ともその面白さを共有できたと思いますし、“やりたい”“なりたい”が達成感や自信に繋がったものと思います。2学期は運動会の練習を通してアイデアを出し合ったり、クラスのみんなで力を合わせていく中でレジリエンス(困難から立ち直る力)やグリット(やり抜く力)が育っていくのですが、このような活動の中でもそういった力が育っているのかを確認していきたいと思います。今週末には年長組のむかばき登山や年中組のあたご山登山も控えています。保育園部の子ども達の生活発表会も行われます。
さて、今年も暑い夏でしたが、選挙があったり、新しい首相が誕生したり、色々と政治の世界でも動きがあった年になりました。“分断”というキーワードもよく見かけます。そんな折、ふと手にとった本に面白い話がありました。皆さんは「ダグラス・アダムズの法則」というのをご存じでしょうか。簡単にお伝えすると、
・あなたが生まれる前にこの世にあったものは、自然な世界の一部だと思える。
・あなたが10歳から35歳の間に発明されたものは、革新的で刺激的で、キャリアのチャンスになると思える。
・あなたが35歳を過ぎてから発明されたものは、自然の秩序に反していて、世界の終わりの兆候のように感じられる。
ということのようです。(ChatGPTより)
私は元SEで、当時は“35歳定年説”という都市伝説的な話が業界の常識のように謳われていた時代で、なんとなくその“35歳”というキーワードだけが頭に残っていましたが、再びそのワードに出会ってびっくりしました。
今園にいる子ども達が20代~30代になるのは、2040年~2050年代です。テクノロジーの進化は今以上に進んでいくでしょうが、人間は相変わらず、食べて・排泄して・寝る生き物のままでしょう。もしかすると、労働からは解放されているかもしれません。
そんな時代に希望を抱いて、実現したい世界を頭に描き、“主体性”を持ってチャレンジをしていける大人になっていてほしいな~と、子ども達の背中に願いをのせてしまう今日この頃です。
園長 三宅貴之
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