園長コラム

2024.05.10

面白いから聞く と 好きな人だから聞く

ここ数日は晴れたり雨になったりの天気が続いています。

新入園児も加わって、園生活が約一ヶ月ほど過ぎましたが、朝涙する子どももいるものの、新しいクラス・環境で過ごすことに少しずつ慣れてきています。先生と一緒に丁寧に身支度を整える姿や、自分で遊びたいものを選んで新しい友達と遊ぶ姿も見られるようになってきました。だんだんと落ち着いてきていると感じています。幼稚園部では保護者の皆様との面談もさせていただきました。ご都合をつけてご来園いただき、ありがとうございました。担任から幼稚園で過ごす様子などをお伝えしたり、ご自宅での様子をお聞きしたりできたものと思います。この機会だけに終わらず、園生活の中に気になることや疑問に思ったことがあれば、その都度連絡帳やお電話等でご相談ください。

5月1日(水)からは14時降園となり、給食も始まりますが、すぐにゴールデンウィークに入ります。長期の休みに入ると幼稚園のリズムが崩れがちで、保護者と十分に過ごす時間がありますので、連休明けの初日はまた涙々の姿に戻っている可能性もあります。その状況にも私達は備えておりますので、また元気に幼稚園に来てくださいね。保護者の皆様におかれましては、連休中であっても早寝・早起きの習慣が崩れないようにご協力をお願いしたいと思います。又、連休明けの週の11日(土)には幼稚園部の初めての参観日もあります。毎年お伝えしていることですが、特に年少組の子ども達は保護者の元からなかなか離れない姿などがあるかと思われますが、無理に離そうとする必要はありません。そういった場合はそばにいて、幼稚園の中を親子で楽しく過ごす時間にしてもらえれば幸いです。

さて、5月のPTA総会にて、東幼稚園名物(?)“ご意見箱の回答”を配布させていただきます。その中に「人の話を目を見て聞く、譲り合う、優しい言葉をかける、最後までがんばる、といった、人としてのとても大切な基本をこの幼稚園で学ばせていただきました。一生の財産だなと思います。」という声をいただきました。このお話と、入園式で私がしたお話を繋げてみたいと思います。子ども達は皆とても素直ですが、2歳~3歳くらいの子は全くこちらに気を遣ってくれません(笑)。まだ“面白くはないが、とりあえず聞いておこう“とはしてくれない存在です。ですが、今はそんな子達でも、数年後には長時間座っている卒園式を経て小学校へ巣立って行きます。そういう姿になっていく入口になるのは、面白そうな話・大好きな人の話なら聞くという経験です。入園式後の”楽しいタイム“の時に、興味を持って立ち上がり、近づいていく姿をご覧になったかと思います。子ども達はこの経験を蓄積しながら、人の話を楽しんだり理解しようとするようになっていきます。集中していられる時間も長くなっていきます。担任達はこの1年間で子ども達としっかりと信頼関係を築き、興味を持ってもらえるようなお話をきっと沢山してくれるものと思います。

園長 三宅貴之

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