園長コラム
人間にできること
暑かった8月が終わり、夏休みの終了とともに2学期がスタートします。
9月も日差しが強いだろうと思っていたら、しばらく曇りや雨の日が続くようで、朝・夕の涼しさとともに、秋の匂いというか、秋の訪れを感じることがあります。日が傾いてきたことで、午後には園庭に大きな影ができて、外遊びを楽しむ子ども達の賑やかな声が園舎全体に響き渡っています。クラスの子ども達が全員揃い、夏休みモードから通常保育モードに切り替わり、2学期という時間が展開されていくことでしょう。12日(土)には保育園部のスポーツフェスタも開催されます。お子さんが帰宅された後は早めに就寝し、しっかりと朝ご飯を食べて登園されてください。ご家庭の皆様へのご協力をお願いするとともに、子ども達にとって充実した2学期になるよう願っています!
又、夏休みに入って間もなくして、令和8年熊本地震が発生しました。亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げるとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。延岡市でも震度5弱の揺れを観測しましたが、れんらくアプリでお伝えしたように園児や職員、園舎に被害等はありませんでした。しかし、熊本県内はニュース等でご覧のように大変な被害が発生しています。8月に行われた研修会で熊本県の先生方とお話する機会がありましたが、10年前から耐震等の地震対策をしてきたお陰で、園舎に被害が及ぶことは少なかったようで、園児・職員にもケガ等はほとんどなかったようです。しかし、園児や職員のご自宅が損壊したというケースが多く、開園できない園がたくさんあるということでした。そんな園児や職員の皆様のご家庭のために、幼稚園団体を通じて義援金を募る予定です。皆様のご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
さて、子ども達はこの夏休みに色んな経験をしたことと思いますが、職員もたくさんの研修会に参加し、学びを深めたところです。私は大きく2つの課題意識を持って研修に臨みました。
1つはAIです。聞いたら何でも答えてくれて、使いこなせる人にとっては仕事を自動化できてしまう時代に私達は何をするのか、何を学ぶのか。ここ数年、AIと幼児教育について考えてきましたが、AIにはできなくて人間にしかできないことは、どんな世界を実現したいか願うこと、そのために決定をすること、そして、結果に対して責任をとることなんだろうと思っています。AIとはその判断を行うために問いを立てて壁打ちするツールなのかもしれません(少なくとも個人レベルでは)。しかし、人間側にも問いを立てるための基本的知識や物事を構造化して理解するための思考スキルは最低限必要なため、学び続けることはこれからも必要でしょう。幼児教育は、環境を通して、遊びを通して、5感を総動員しながら色んなことを感じ、友達という集団の中で原体験を共有しながら、願い・決定し・責任をとる力を育んでいるのかもしれません。そして、それが、この正解のない世界を生きていくために必要な力なのだと思っています。
園長 三宅貴之
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